【函館編】検索ボリュームから見る人気の観光地トップは例の”あの店”

観光地の人気の度合いというのは、何をもって把握すればいいでしょうか?公表された集客人数というのがベストですが、観光統計で拾えるもの以外、なかなか難しいところです。


さて、WEBマーケティング的に把握する場合の一つの指標として、検索ボリュームがあります。その便利なツールの一つ、Ubersuggestを使って函館エリアの観光地をリサーチしましたので、結果をご紹介したいと思います。

ただし、数値自体は概算値であることと、過去1年間の検索数に基づくデータのため、コロナ禍で例年とは違う検索行動になっていることが予想されます。その点を頭に置きながら参考程度にご覧ください。


〜観光スポット〜

・湯の川温泉:22,200(月間検索数 ※過去1年間の平均値 以下同様)

・函館山:14,800

・函館朝市:14,800

・函館 夜景:12,100

・大沼公園:12,100

・函館山ロープウェイ:9,900

・五稜郭タワー:9,900

・トラピスチヌ修道院:8,100

・金森赤れんが倉庫:5,300(「金森赤レンガ倉庫」で検索した数との合計) 

・五稜郭公園:4,400

・函館競馬場:3,600

・函館 元町:1,600

こちらのトップは「湯の川温泉」。時点の函館山については、「函館 夜景」や「函館山ロープウェイ」の数を足すと3万以上となり、やはり観光のトップコンテンツだと実感。また、郊外の「大沼公園」も相当に関心があること、また「トラピスチヌ修道院」の普遍的な人気も見てとることができます。

〜交通機関〜

・新函館北斗駅:8,100

・函館駅:9,900

・函館空港:22,200

交通関係としては「函館空港」のボリュームが多い。ちなみに「函館空港」の検索数を月別で見ると、9〜10月が最大値で33,100回(ひと月あたり)。ちなみに例年のピーク期である7〜8月が、今年は月間22,200回であることを考えると、GoToトラベルの東京発着除外(8月まで)の影響が大きさが推測されます。

〜飲食施設・商業施設〜

・ラッキーピエロ:74,000

・ハセガワストア:12,100

・五島軒:8,100

・函館 蔦屋書店:4,400

・シエスタハコダテ:320

なんと言ってもラッキーピエロの検索数が半端ない!もちろん地元の方の検索需要も相当量含まれているかと思われますが、それでも圧倒的な検索数。特に観光シーズンの店舗の賑わいがそのまま反映された様な数字です。


以上振り返ると、函館観光のキラーコンテンツとしてのラッキーピエロの存在が、函館エリアでは極めて大きいことが把握できました。なお主要観光地の元町の数値が低い理由としては、恐らく人気が低いということでなく、実際の観光スポットが多数あるため、特定ワードでの検索行動には現れにくい結果、と予想されます。


函館旅行といえば、ラッキーピエロと函館の夜景はマスト、湯の川温泉に泊まって、朝は市場で海鮮を食べて、五稜郭へ行って大沼公園やトラピスチヌ修道院にも行って、、、そんな楽しみ方が想像できますね。