4月21日の日経記事より。
流氷観光、個人客に的 写真投稿サイトでPR
砕氷船乗客21年6~8割減、来シーズンに巻き返し
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO7119124020042021L41000/
2021年1〜3月シーズンにおいて、網走の流氷船おーろら号が前年の77%減、紋別の流氷線ガリンコ号が60%減という記事。いずれも団体・インバウンドが大幅減となる一方、当日チケットを買って乗船する個人客がいた、という内容でした。
ここ数年個人パッケージ旅行の手配などで、冬時期に予約が取れるかどうかの問い合わせをさせていただく機会が多かったが、特に席数が少なかった紋別ガリンコ号は(今年はガリンコ号Ⅲがデビューし席数は改善)、1ヶ月前以上前の段階で満席ということも多く、団体優先。実際問い合わせ対応をする中で、船が取れないので諦めます、というお客様も度々いらっしゃいました。対応する方も、船がとれないがためにパックツアーが予約にならないのは正直悔しい。。。
そのような観点から、今回のコロナ禍を教訓として、一定数を個人客向けに確保する、逆に団体・インバウンドの事前予約可能範囲を半数程度に絞っておく、というような運用が、今後のオペレーションに反映されることを期待したいところです。急に思い立って旅行に行く層は、道外客なら財布に余裕がある方(繁忙期の直近の航空運賃は高いため)、また地元であればリピートやクチコミも期待できるからです。「お隣さんが流氷いいよと言っていたからウチも行こうよ」という形での伝播は想像できますよね。
いずれにしても、来年度(インバウンドは再来年か?)の観光の復活を、ぜひ願いたいところです。
個人的には、流氷船に乗船して出港するときの、船内全体で感じるワクワク感が大好きです。日本人もインバウンドの方も皆さんとても楽しそうで、観光の仕事っていいなあと感じてしまうところです。