旅行業界の40歳代以上の方は、そもそもPlan Do Seeという企業自体も知らない人が多いのではないでしょうか。
さて、マイナビおよび日本経済新聞社が発表した、大学生対象に調査した就職企業人気ランキング。かつてはJTBが上位の常連であったっこのランキングですが、近年は旅行業界人気の低迷によりすっかり旅行会社が上位にランキングされることがなくなっておりました。
ここ数年、インバウンドブームが続いていたのにと考えると、それも不思議な話なのですが、、、
今回のポイントは以下。
1:JTBグループが文系総合19位にランクイン(昨年は35位)
2:ホテル・旅行業界の1位はPlan Do See(文系総合では12位)
3:HISはランク外(50位以下)
1については、やはり業界トップのJTBには頑張ってもらいたいところです。少し世間を賑わせた完成度の高いバーチャル観光などネタもあったものの、地方創生やSDGsなどの取り組みアピールなどが学生に好印象を持たれたのではないでしょうか。
2については、旅行会社スキームでない領域で高評価を受けている企業。良い施設を作り・運営し、ユーザー目線に立ったサービスを提供するという、至極まっとうな会社で、特に女性の学生にとっては憧れる会社かと思います。
私もかつて、京都・清水寺近く、式場から五重塔が見えるPlan Do Seeさんの施設で人生の一大イベントを開かせてもらいましたが、施設・料理はもちろんのことスタッフさんもとても素晴らしく、(決して安くない)価格以上のサービスでした。
3については、かつてはJTB同様に人気ランキング上位に名を連ねてたHISですが、やはりグループ会社のGoToトラベル不正行為などの影響があったのかと推測。
コロナ禍の今、その影響をモロに受けてしまっている旅行・ホテル業界。アフターコロナでの旅行人気再来やSDGs視点での新しい取り組みなどを通じて、業界人気が戻り、若い優秀な人材が業界に加わることを期待したいところです。