最近の観光・旅行業界でのトレンドワードにもなっている、ワーケーション。
日本の観光再生宣言を発表、観光振興団体の最大手・日観振、旅行再生のカギはMaaSとワーケーション(2021.3.1トラベルボイス)
https://www.travelvoice.jp/20210301-148270
JTBやJALなど4社 ワーケーションプランで連携(2021.3.18日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ181G8018032021000000/
ワーケーション市場、25年度に5倍3622億円の予測(2021.3.26日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ245IH0U1A320C2000000/
など、最近では頻繁に記事として見るようになってきてはいますが、実際のところはどうでしょうか?
SEOツールのUbersuggestを使って「ワーケーション」の検索需要を調べると以下の通り。
月間検索数3,600(21年2月の1ヶ月間)というのは、正直あまり多い数ではなく、また、ワーケーション×地域名 という検索動向も少ないことから、
利用者ベースでは、「○○にワーケーションに行きたい〜(ハート)」というような、ワーケーションで楽しむ場所のイメージはまだない状況かと思われます。
旅行の検索行動の場合、まず ○○×旅行 や ○○×ツアー で検索しますよね。
それが「ワーケーション」ワードでは、まだない。
現状ではワーケーションに関しては、企業誘致の側面が強く(サテライトオフィスや共同で使えるインキュベーション施設のPRなど)、この観点で言えばかつて多くの企業が保有していた保養所を再度つくればいいのでは、とも思います。もちろん、そんな時代ではありませんが。。。
とはいえ、企業で管理されたような場所で、バケーションを心おきなく楽しめるかというと、ちょっと疑問ですよね。
個人的には、こんな場所で仕事ができれば最高じゃね??という、ワーカーが想像する斜め上を行くような(とっぴな)提案を地域や宿泊施設ができるか。
こんな場所が複数できることでようやく、ワーケーションが観光の一つのスタイルとして定着するのかと思います。
Photo by ぱくたそ
https://www.pakutaso.com/20140828240post-4502.html
まあ、こんな最高なビーチでスーツ姿で仕事はしたくないですけどね(笑)